
睡眠時間、足りてますか?
疲労回復のためには最重要といっても過言ではない眠り。とは言っても、ただ長く眠れば良いというわけではありません。しっかりと眠る環境を整えて眠りの質を高めなければなりません。
そして眠りの質を高めるために重要なのが・・・
「寝具」です。
睡眠時間にばかり気を取られて、軽視されがちな寝具。
しかし、睡眠の質を高めるために大変重要な役割を持っています。
それぞれの選び方のポイントを押さえることで、自分に合った寝具を手に入れることができます。
そうすれば、たとえ6時間しか寝ていなくても、7〜8時間睡眠したのと同レベルの疲労回復効果に繋がります。
人はどれくらい寝ているか
まず、そもそも人間は一生のうちどれくらいを「眠り」に費やしているのでしょうか。
有名な話ですが、今一度おさらいしておきます。
一日24時間のうち8時間眠るとすると、一日の3分の1を睡眠に費やしていることになります。
80歳まで生きるとすると、26年と少し。
一日に6時間しか眠らないとしても、一日の4分の1なので、80歳までで20年間を睡眠に費やすことになります。
そして、そのうちの大半は「寝具の上」で過ごすのです。
つまり、人生の3分の1の時間を寝具で過ごすわけです。
これは軽視してはならない事実です。
寝るのが一番の疲労回復
疲労回復には様々な方法がありますが、まずはなんといっても「睡眠」が重要です。
眠ることで成長ホルモンが分泌され、その成長ホルモンが疲労した体の各機能を修復します。
しかしその疲労回復機能は正しい睡眠をとらなければ正常に機能しません。
正しい睡眠をとるためには
- 寝室環境を整える
- 自分に最適な睡眠時間を確保する
- 眠りに最適な寝具を選ぶ
等といった方法があります。
ここでは、「眠りに最適な寝具を選ぶ」という観点から睡眠の質を高める方法を探っていきます。
寝る姿勢の重要性
皆さんは眠るとき自分がどんな姿勢で寝ているかわかりますか?
と言っても眠っているわけですから分からないという方が大半だと思いますが、眠りの質を高めるためには眠るときの姿勢がかなり重要になってきます。
たとえば、うつ伏せで寝る場合。
うつ伏せは肺と内臓を圧迫してしまう、もっとも悪い姿勢です。
また、横向きに眠っている方も多いのですが、この姿勢も将来的に骨盤の歪みを招いてしまうため、良い姿勢とは言えません。
では、どんな姿勢が一番良いのかというと、それは「仰向け」です。
天井を向き、気を付けの姿勢で眠る。これが一番眠りに適した体勢なのです。
そして仰向きを維持するためにもやはり寝具が重要になってきます。
まくらの選び方
まずは、まくらの選び方から見てましょう。
眠りの質を高めるためには、まくら選びがかなり重要なポイントになってきます。
まず、まくら選び最大のポイントは「実際にあててみてから購入すること」です。
人の体は当然ながら皆さん一人ひとり違います。
ですから、誰に対しても適したまくらというのは存在しません。
そして、自分に合うまくらを選ぶには「実際にあててみる」しかありません。
では実際にあててみる時、どのようなポイントを確認すれば良いのでしょうか?
1.高さ
まくらの理想の高さは「眉間からあごへの角度が5度になる高さ」だと言われています。
これより高さが低いと頭に血流が流れてしまい、寝つきが悪くなります。
また人によっては頭痛の原因になってしまう場合もあるため、特に注意が必要です。
また、これより高いまくらだと首や肩に余分な負担がかかってしまい、いびきや肩こりの原因になります。
最適な高さのまくらを選ぶことで気道が開き、呼吸が楽になることで深い睡眠を得ることが可能になります。
2.幅
まくら選びにおいて、まくらの幅も気を付けたいポイントです。
まくらに頭を乗せた状態で、片口にまくらが軽く当たる状態。これが理想の状態です。
片口とまくらの間に隙間があると、首を支えるものがないので、首が痛んでしまいます。
また、逆に肩がまくらに乗ってしまっている(幅が広すぎる)のもよくありません。
体の後ろから肩を押されながら寝ているようなものなので、肩こりの原因になってしまうのです。
3.素材
まくらには様々な素材があります。
それぞれのポイントを踏まえて、自分に適したまくらの素材を見つけることも、まくら選びの重要なポイントです。
ポリエステルわた
人口繊維のわたで、柔らかく、ボリューム感があります。
また、比較的安価で売られています。
ただし、使い続けることで弾力性が失われてしまい、埃も溜まりやすくなってしまいます。
パイプ素材
短いストローのような素材。
通気性が抜群で、熱がこもりにくいのが特徴です。
ごつごつとした肌触りがあるので、好みが分かれる素材です。
低反発ウレタン
いわゆる「低反発まくら」と言われるものの素材です。
使用する人の形に合わせて形が変わるので、体にフィットし、首や頭にかかる圧力を分散してくれます。
しかし、熱によって素材の固さが変わってしまうため、寝室内温度に気を付けて使用しましょう。
羽・フェザー
独特の柔らかさがある素材です。寝心地が優しいことが特徴。
通気性が良く、吸湿性にも優れているので、季節に関わらず使用できる素材です。
ただし、独特の臭いを発する場合が多いため、向き不向きがはっきり分かれる素材です。
以上が代表的なまくらの素材です。
まくら選びの際には形状だけでなく、中に入っている素材にも注目して選びましょう。
マットレス
マットレス選びも良い睡眠を得るためには非常に重要なポイントです。
マットレスには睡眠時、体にかかる圧力を体全体に分散して、体の負担を軽減する大切な役割があります。
肩こり、腰痛などの予防にはマットレスの働きがかかせないのです。
マットレス選びの最大のポイントは、これも実はまくらと同じで、「実際に横になってみること」です。
特にマットレスは様々な種類がありますから、あとで後悔しない為にもできる限り様々な種類のものを試してみるべきです。
そして試してみる場合のポイントは「体の圧力が全体に分散されているか」です。
たとえば、変にお尻の部分だけに圧力を感じる、というようなマットレスは選ぶべきではありません。
体全体に同じくらいの圧力がかかっているかを確かめましょう。
先ほど、睡眠時の理想の姿勢は「仰向け」だとお伝えしました。
そして尚且つ一番良い寝る時の姿勢は「立って気を付けをしているときと同じ姿勢」です。
立っているとき、体は理想的なS字ラインを描いています。
そしてそのまま、S字ラインを保ったまま横にある。これが、寝るときの理想の姿勢です。
マットレスが固すぎると体の出っ張っている部分(肩の肩甲骨、お尻など)が圧迫されてしまいますし、柔らかすぎると腰が沈む状態になってしまい、S字ラインが保てません。
マットレス選びはまず仰向けに横になってみて、体のS字ラインが無理なく保たれているかどうかを意識して選びましょう。
まとめ
疲労回復にかかせない睡眠。
そして良質な睡眠を得るためにかかせないのが、まくら選びとマットレス選び。
それぞれ選ぶ際に重要なポイントを抑えた上で必ず一度使ってみることが大切です。
一生の3分の1から4分の1を費やす睡眠の質に目を向けて、しっかりと疲れのとれる体を目指しましょう。
追伸
私は全く睡眠時間が足りていません。
毎日4時間半です。
1年続けましたが、もうそろそろ限界が近いかもしれません。。。
ですが、西川のムアツふとんのおかげで、かなり助けられています。
今はもう慣れてしまったのであまり感じませんが、最初に使った時の朝の目覚めがハンパなく良かったです。
逆に、今普通の布団に戻ってしまったら、私の身体はいったいどうなるのか、ちょっと気になる面もあります。
ムアツふとんで除去していた疲労がどんどん身体に溜まっていって、恐らくすぐにぶっ倒れるんだと思います(笑)